セルフ給油 初体験
ガソリンのセルフ給油というものを初めて体験した。ずっと気になっていながら、やっと。
前にも1度試そうと思ったことがあって、その時はせっかくセルフ・スタンドまで行ったのに、肝心の給油口が固く閉めてあって私の力では回せず、給油は諦めてすごすごと帰ってしまった。それ以来、なんとなく尻込みしてしまって、道路沿いの「セルフ」と書かれた看板を横目で睨んでは、立ち寄ることはせず通り過ぎてきたのだった。
ところが、今日の朝刊に目を通していたら、60代の女性が自分で給油しているという記事が載っていた。
「不安は最初だけ。銀行のATMと一緒で、一度やれば大丈夫」
だって。それを読んだらやけにくやしくなってしまい、いてもたってもいられなくなった。こんなところで負けん気を発揮せずとも、もっと何か違うことにエネルギーを費やすべきなんだろうけれど。
でも、負けん気というのはかなり有効な発奮材になるのだ。セルフ給油を諦めて帰ったあの日、オットにその事を話したら
「おれもやり方知らないなあ」
と彼は言った。
もしそこで、嘘でもいいから
「そんな事もできなかったの?おれ、いつもやってるよ」
くらい言ってくれていたら、間違いなく私は翌日再挑戦していたはずだ。もしかしたら、翌日どころかその日のうちに、かもしれない。だって、くやしいもの、オットにできて私にできないなんて。
今日、給油口は前回と違いすんなり開いて、さほど手順に戸惑うことも無く、ちゃんと静電気除去のワンタッチも忘れずに、無事2000円分の給油に成功した。
セルフって、いいなあ。安いだけじゃないんだ。自分で決めた量を何の気兼ねも無く給油できるのだ。給料日前、財布の軽い時に、1000円だけ入れたくても恥ずかしい思いなんかしなくて済むのだ。
いいじゃん、これ。
もう今日から私はセルフ党だ。
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