才能ってやつは
たまたま見つけた見知らぬ誰かの文章。
そこにほとばしる才能に刺激を受け、
同時に打ちのめされる。
21歳だと思われる彼女の日記が
2月で止まっていることも気になりながら。
才能っていうやつは、半年もほったらかしで
埃を被っていたブログを再開させるくらい
他人に刺激を与えるのだ。
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たまたま見つけた見知らぬ誰かの文章。
そこにほとばしる才能に刺激を受け、
同時に打ちのめされる。
21歳だと思われる彼女の日記が
2月で止まっていることも気になりながら。
才能っていうやつは、半年もほったらかしで
埃を被っていたブログを再開させるくらい
他人に刺激を与えるのだ。
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この夏、わが家的にはいろいろと予定外のことが起こって、
ちょっとした波乱のシーズンとなってしまった。
まず、頑丈なのが取り柄みたいな次女が、
腎炎なんぞに罹ってしまい、3週間も入院する羽目になり、
何しろまだ幼稚園児なので、母であるわたしも病院に寝泊まりをした。
本来なら、この夏は長女の手術を予定していて、
半年も前から準備を進めてきたのだけれど、
次女の入院であっさり延期。
結局、今年の冬休みに行うことになったから、
今度のクリスマスも正月も、わたしと長女は病院で迎えることになりそうだ。
いや、間違いなくそうなる。
そして息子。
この夏、遂に足のサイズがわたしを超えた。
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商業用の文章ばかり書いているとだんだん盛り下がってきてしまって、
狭い狭い密室で酸素不足に喘いでいるような感覚に陥ってくる。
新鮮な空気を求めているのはこの際、肉体ではなく脳みそで(笑)
そんな折、友人が紹介してくれたネット書店を覗いていたら
1枚の写真に吸い寄せられ、
その写真が掲載されている写真雑誌を1冊、購入した。
仕事の合間にページをめくっていると、
趣味の域にも達していないのだけれど、カメラを持って
外へ飛び出したくなった。
やっぱり刺激って必要だ。
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植物園の奥に小さなアクアリウムがあって
暗い箱のような部屋の黒壁に嵌め込まれた
水槽の中の水草をじっと眺めた。
同時にそこに在る平穏と不穏。
照明のない部屋で緑色の水草だけが照らされて
周囲の壁も床も天井も闇に溶けた。
細長い水草の間を泳ぐ淡水魚の目は何も見ていず
ガラス越しの私の目は揺れる水草の向こうを探す。
接点のない世界が高架橋のように交差した時間。
ただ交差しただけで、それと気付かないまま。
建物の外へ出ると雨が降っていて
自分が水槽の内側にいるような錯覚を覚えた。
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周期的に、理由もなく寂寥感に襲われる。
しかもタイミングを計ったように雨が降り出したりすると、その感覚は増幅され、透明でやわらかなカプセルとなってわたしだけを包み込み、世界から切り離す。
昨日、所用で訪ねた聾学校では、事務員さんが色画用紙を切り抜いて大きなこうもり傘を作っていた。
「もうすぐ雨の季節ですからね。」
聾学校というところは、季節の演出にとても長けている。廊下や教室の壁を飾る色とりどりの、四季の風物。
きっとあの事務員さんは、こうもり傘の次には紫陽花とカタツムリを作ったのに違いない。そして水色の画用紙を雫の形に切り抜いていったかも。
そしてきょうは雨。
不意に襲ってきた寂しさ。何かを失ったわけでも、誰かが離れていったわけでもないのに、これは何だろう。未来の孤独を先取りしている、そんな気もする雨の朝。
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娘たちと自宅裏の川沿いを散歩中、葉だけになった桜の木にカラスの巣を発見。
小学校の中庭で、針金ハンガーで作った巣を見たことはあったけれど、こんなふうにちゃんと木の枝を組み合わせて作った巣を見たのは初めて。
カラス、けっこうやるじゃん。
左端にカラスの母さんの尾っぽが見えている。父さんは、そばの電柱にとまって、こちらを警戒するようにカアカア鳴いていた。
カラスのヒナってのは、ピイピイと鳴くんだろうか。まさかカアカアとは鳴かないよね。
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アスファルトにへばりつくように葉をひろげるタンポポの
ぐっと茎を上に伸ばす姿が、背のびをする子どものようで
くすくすと
下を向いて歩いた朝。
ふわりふわりと、綿毛につかまって心だけ飛んでいきそうな。
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もう恋なんて遙か遠くのことのようだけれど
恋心にも似た、仄かなくすぐったさを、ちらり。
相手なんて誰でもよくて。
スクリーンの中の人だったり、
歌声だけだったり、
あんな人だったり、こんな人だったり。
それだけのことで、
日々の足取りが軽くなるなら。
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忙しい、忙しいという人ほど、実は案外そうでもないなんて
したり顔で言っていた張本人のくせに
ほんとーーーーーーーーーに、忙しい(泣)
あっちの会、こっちの集まり、あれの資料作り、
これの収支報告、なんで3月って、こんなに忙しい!?
ってことで、今しばらく放置プレーよろしくです。
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夜中、一人起きて仕事なんかしていると
ふと世界に自分だけが取り残されたみたいな孤独が
怒濤のように押し寄せるのではなく、
小さな波が少しずつ砂浜を浸食していくように
心の表面をじわり、じわりと削り取っていくような、
しみこんでくるような。
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自分の感覚をけっこう信じているほうで、
人は第一印象で判断する。
これまで、外したことがほとんどない。
大きく外したことは、たぶん1度もない。
昨年12月に放送された『クリスマスの約束』の中で、
ゲストの松たか子が、
「人には何度も会ってみるべきだなあと。」
と言っていた。小田さんの印象を聞かれての返答だ。
第一印象は、要するにビビッたのだと。
でも、何度か接点を持つうちに、
そんな悪印象(?)は、解けていったのらしい。
それと同じことを、最近感じている。
初対面の印象がすこぶる悪く、
その悪印象が2年もそのまま続いていた相手と、
今になって、一緒にスキーに行ったりするようになった。
ひどく悪かった印象は
「変わった人だな」
「けっこう話し好きなんだな」
「人が好きなんだな」
「遊び心があるんだな」
と、見事なほど変わっていった。
相変わらず、ぼそぼそとしたその話し方は変わらなくて
まるで、相手に聞こえなくても全然かまわないかのようなのだけど
聞こえないときは、こちらから1歩近づいて耳を傾けることができるようになった。
注意深く見ていないと見落としてしまいそうな薄い笑顔も
ちゃんとアンテナに引っかかるようになった。
ずっと燻っていた悪感情は、いつの間にか好意に変わり
それがかなり、ショックだったりもする。
もう、自分の勘を信じられないかもしれない(笑)
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TVに映し出された写真を見た時に、何かが心に引っかかった。それが何だかわからないまま、持て余していたのだけれど、新潟へ帰省した際に両親の話を聞いているうち、その引っかかりの正体に気がついた。
なるほど、彼女はわたしと同じ高校に通っていたのだ。同じ時期にではないけれど。
わたしが着たのと同じ制服。同じボウタイ。ブラウスの襟の形に特徴がある。
だから、彼女の制服姿の写真を見た時に、さらりと流してしまえなかったのだ。
毎朝あの坂を上り、毎夕あの坂を下って。
門の横のパン屋で、UFOパンを買っただろう。
向かいのラーメン屋のタン麺や、隣のカレーハウスの卵カレーを食べただろうか。通り沿いの喫茶店の昆布茶は飲んだか。北欧風カフェの、レモンの輪切りが浮いたコーラを飲んだか。
あの場所から卒業して、不幸なんてかけらもないような顔をして、皆それぞれの人生を歩み出す。一つとして同じ人生はあり得ないにしても、どうして、彼女はあれほどまでに遙か遠い道へ踏み込んでしまったのだろう。
それとも、遠くに見えるあの生き方は、わたし達のこの道に沿って在るのだろうか。ふと一歩、足を横に踏み出したら、ああなってしまうのだろうか。
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年明け早々、ちょっとした波乱があって、それで暮らしが乱れるというほどではないけれど、なんとなく頭の隅にいつもちらついて落ち着かない。
まず、オットの勤務する某社の富山営業所が、遅くとも4月までに金沢へ移転になるという。とりあえず、富山から通勤する方向で考えているそうだけれど、今は歩いて数分という恵まれた通勤環境にあることを考えると、住まいを変えなくても生活ペースには変化がありそうだ。
続いて、わたしがCT検査を受けなくてはならなくなったこと。
喉の右側にしこりのような物があって、ゴクンとしたときに飛び出してくる。
ころころとよく動くので、悪いものではなさそうだけれど、かかりつけ(わたしのではなく、娘の)の耳鼻科医は、かつてそんなものを診たことがなく、正体が分からないという。
分からないままではすっきりしないので、造影剤も使ってCTをやることになった。
痛みもなく、体調が悪いわけでもないので、あまり深刻にはとらえていない。
それなのに、ふと気がつくと
「まだくたばるわけにはいかない」
などと考えている。子どもの病院通いは慣れていても、自分のこととなるとこのざまだ。
夏には長女の手術も決まっているし、どうも今年は事の多い1年になりそうな予感がする。
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長女の文通相手兼メル友で、なのにわたしより若干年上(!)の女性からの包みが届いた。
彼女よりさらにずっと年上の婦人が編んでくれたという、暖かそうなこのマフラー。なんともいえない、やさしい気分を運んできてくれた。
娘たちが、包みの中からこのマフラーを引っ張り出すのを見ていたら、わたしがまだ長女くらいの年のころ、母が一時モチーフ編みに凝って、ソファのカバーなんかを作っていたのを不意に思い出した。それに、電話機の下に敷くマットなんかも。
その当時は、全然いいと思わなかったはずなのに、今になって、こうして同じようなデザインを手にすると、どうしてこんなにも懐かしいんだろう。
暮れに実家へ帰省するときは、、娘たちにこのマフラーを巻かせよう。母の昔語りが聞けるかもしれない。
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歌を聴きながら、自分にもそんな時があったと思い、
当時のままの空気に包まれたような気がしたのは一瞬で
指を折ってみたら、その頃の倍の年に達していることに愕然。
年齢を重ねることが、後ろ向きな事とは思わないけれど。
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昨日、宅配便で箱いっぱいのりんごが届いた。信州の友人からの頂き物だ。
スーパーで買うりんごに不満たらたらだったうちの子どもたちは、玄関先でさっそく箱を開けて歓声を上げた。
信州のりんごは、味が濃い。ギュッと濃縮された贅沢な味がする。
根を下ろしてもいいとさえ思った、なつかしい松本の町並みと、向こう側の北アルプスの姿がくっきりと思い浮かんで、ちょっと困った。
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某リネン作家のひなこさんに(どこが某なんだ)お願いしていたガジガジ・バッグが届いた。
命名の由来は、ひなこさんのサイトを覗いていただければ、たぶんわかる。
ただし、これはガジガジ・バッグ(別名おざぶバッグともいう)の名前の由来を知れば分かっていただけると思うけれども、商品ではない。
おねだり
して、ご厚意で作っていただいた物だから、「あたしも、これ欲しい!」と言っても手には入らないのであしからず。この経緯を、ひなこさんのとこで書いたら大変なことになる。ひなこさんのファンは、今や全国に(もしかしたら海外にも)たくさんいて、商品UPと同時に即完売という状態なのだから。
でも、ここでこっそり自慢するだけなら、たぶん大丈夫だろう。だよね?
もし、もしも、ひなこさんのファンで、ついでにここも覗いてくださっている方がいたとしても、「なおこんとこで見たわよ。あたしにもアレ作って」とひなこさんに迫るのは勘弁してください。
自慢ついでに、

ひなこさんがご自分用に作ったというバッグ(どうしてわかったんだろう、これも実は商品化してくれないかなあと、密かに願っていた)まで、オマケにつけてくださった。
でも、これは、最近オシャレに目覚めた長女にすぐさま奪われた。風邪をひいて学校を休んでいたために、わたしが荷を解くのを横で見ていたのだ。ちっ!
ひなこさん、畑用のななめがけバッグは、来週から若葉の「かきかた教室用バッグ」として生まれ変わることになりました。
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クリスマスが近づいて、
その先にはお正月も待っていて、
子供たちが浮かれている。
冬休みもすぐそこまできているし、
寒い外から家に駆け込めば、
温かい飲み物が待っていて、
次女ははわたしの腕に飛び込み、
長女はわたしの背中に乗っかるようにして
首に抱きついてくる。
2人の重みによろける私を見て、
息子が笑う。
すべての子どもたちの心がぬくぬくと温かく、
怯えず、思いわずらわず、
同じように幸福でいてほしい。
世界中の子供たちが一度に笑ったら
空も笑うだろう、海も笑うだろう(世界中の子どもたちが/新沢としひこ)
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次女の誕生日だった。
4歳。
4歳!?その数の少なさに、今さらながら、ひっくり返りそうなくらい。あなた、まだ4歳なの?ずいぶん大人びたことを言うけれど、まだ4歳だったの?
将来が楽しみというか、怖いというか。
確か、彼女について同じフレーズを、何年か前にも書いた覚えがある。ホントに怖い、彼女の将来像。
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12月の声を聞いた途端、心配になったのは“雪”。もういつ降ってもおかしくない。
きょうオットが、わが家の愛車エツシマ君のタイヤ交換をした。いや、タイヤを交換してくれたのはGSのお兄さんで、オットは車とタイヤを持って行っただけなんだけど。それでハイ、4000円。
さて、わが家のタイヤ保管場所は、息子の部屋のベランダ。そこに4本重ねて置いているのだけど、オットはどうもそれが不満らしく、以前からタイヤ交換の時期がくる度にタイヤラックを買いたがった。
でも、わたしは反対!
オットが自分でタイヤ交換して大変で仕方ないというなら、それで、ラックがあったほうがベランダへの出し入が楽だというなら、考えないでもないんだけど。
彼は、運ぶだけですよ?そんなに大変なら、わたしがやりますが?
タイヤを重ねて置いておくと、中に雨水が溜まるからというのがオットの言い分だけれど、そんなの、ラックがあったって同じでしょ。だったらブルーシートでもかけてくくっておけば?と。
そして、きょうタイヤ交換の帰りにホームセンターでブルーシートを買ってくると言って出かけたオットが買って帰って来たのはBIGサイズのタイヤラックだった。普通車用が売り切れだったからと、RV車用のを買って来たらしい。
でかいよ、それ。高さ何センチになんのよ。145cm!?息子の部屋真っ暗になっちゃうじゃん。そんなの窓の外に置かれたら。
ブツブツチクチク文句を言うわたしの横で、黙々と「とりあえず」ラックを組み立てていたオット。作業を終えて一言。
「浅はかでした。」
結局、今組み立てたラックをまた解体して箱に収め、1番下の台座の部分とタイヤのシートだけを利用することにしたらしい。
ばか。
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きょう、いやもう昨日だけれど、オットの誕生日だった。
昨年はすっかり忘れて、プレゼントもケーキも何も用意していなかったので、今年はちゃんとそれなりに。
わたしからは腕時計とケーキを。子どもたちは、紙で作った「おめでとうメダル」だとか、チラシを貼り合わせて作ったお手製封筒に、チラシを切っただけの「お手紙」なるものをたくさん詰めた代物だとか、訳の分からない数々の品物を贈った。
ところが、子どもたちはここ何日かの間、毎日
「お父さん、お誕生日おめでとう。」
と予行演習をしていたため、いざ本番当日の感激が少々欠けた模様。
プレゼントを渡す方も、受け取る方も。(笑)
でもまあ、いい夜だった。
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SOHOグループを立ち上げて、どうにかこうにか順調に進んでいる。
メンバーはすでに20人近くになり、全員に行き渡るだけの仕事もあって、何も問題はないというのに、私の心だけがざわついて落ち着かない。体の中にずっしりと重いものを抱え込んでいるような気がする。
この仕事が、彼女たちの生活を支えているわけではなく、たとえこの仕事を失ったところで路頭に迷う人はいないのだと分かっていてさえ、これだけのプレッシャーがかかるとは。
でも、こんな頼りない私につき合ってくれているメンバーの皆さんに、心から感謝。
(メンバーでここを知っている人は少数派だろうけど(笑))
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この写真は、たぶん2年くらい前のもの。
紙袋にいっぱいの銀杏を頂いて、ほうろくがないからお鍋で丁寧に煎ったのを、これから食べようという時の写真だ。
気がついたら、このブログを3週間も放置していた。
もう最近ずっと、更新が滞りがちではあったけれど、これほど時間が空いてしまっていたとは、我ながら呆れる思いがした。
2年前には確かにあった、ゆるゆるとした時間が、今は不足気味。
明日は、仕事もPCも放り出して、子どもと過ごそう。
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何がいけないって、ネーミングがすでにイケナイと思う。
「健康バレエ」って…。
そう、見学に行くと約束したお母さん方のクラスは「健康バレエ」という。それって、「おばさんバレエ」よりもっとおばさんっぽい。しかも、子どもたちの発表会の時、この「健康バレエクラス」のお母さんたちもステージで踊るのだと、人づてに聞いた。それは困る。レッスンだけでいいんですけど。今さらわたしのチュチュ姿なんて、見てしまった人が気の毒だ。
(いや、さすがに健康バレエにチュチュははかせないと思うけど)
それでも、約束は約束だからと、当日の朝、スタジオへ電話をかけた。
「一応電話してから来てくださいね。」
そう言われていたから。
すると、電話に出たのはバレエスタジオのイメージとはほど遠い、その辺のご近所にいそうな爺さんの声。
「はい、もしもし。」
「あ…(しばし絶句)。あの、○○バレエスタジオさんですか?」
「ああ、そうですけど。」
「あのー、きょうの午前中のクラスを見学させていただきたいんですが。」
「あ……(今度は向こうが絶句?しかも長い)。」
しばらくの逡巡の後、爺さんは言い放った。
「今朝、○○(先生の娘さん。若先生)の2人目が生まれて~。きょうは午前中は休みにしてもらったんですが。」
「ええっ!?そっ、それはおめでとうございますっ!」
「いやあ、ありがとうございます。」
「いやあ、おめでとうございますっ!」
以下エンドレスに続きそうな掛け合い…。
な~んだ、おめでたいんだけど、残念。次のレッスン日は2週間後だ。縁があるのかないのかよく分からないけど。
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先日、次女の通う幼稚園で1日バレエ教室があった。子どもたちではなく、お母様方を対象としたもので、つい魔が差して参加してしまった。
もうバレエをやめて数え切れないほどの年月が過ぎているのに、今でもTVやラジオから流れるバレエ音楽に耳をそばだて、チャコット(バレエ用品専門店)の前で足を止めてしまうのは、やはり根っから好きなのだと思う。バレエが。
だから、ついつい、参加してしまったのだ。1日だけの「お母さんのためのバレエ教室」なんてやつに。
バレエというのは、ステージだけ見ていると優雅で美しいものだけど、レッスンは過酷。たかがお母さんバレエでさえ、あっという間に腕やお尻の筋肉がぷるぷる震え、汗が噴き出した。
ショックだったのは、バレエの基本の立ち姿勢が維持できなくなっていたこと。そんなにも筋力が落ちていたとは。
それがあまりにショックだったのと、久々のレッスンが懐かしく楽しかったのとで、「つい」に「つい」を重ねてしまい、正式にスタジオに見学&体験に行くと約束してしまったのだ、先生と。
その約束の日が昨日。
さて、どうなったでしょう。
つづく。
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銀行のATMでお金を引き出そうとして財布を開けたら、目当てのキャッシュカードがなかった。家では財布から出すことなんてないし、大変だ、どこかで落としたか?
そこで、はたと気がついた。
最近のわたしはヤバイことになっている。もしかして…。
2日前にもその銀行でキャッシュカードを使った記憶があった。いや、3日前だったか。
とっくに閉店しているその銀行に電話をかける。
「あのぉ~、かくかくしかじか…。」
やっぱり。
週末の休み中に、取り忘れてATMに吸い込まれて保管されていたカードがあったという。支店ではそのカードの詳細を記録に残さず本部に送付し、そこから本来そのカードの発行元である他県の銀行に送るのだとか。(うちのカードはオットの出身地である福岡の銀行のカードだ)
ああ、うちのキャッシュカードは遠く九州まで旅に出てしまったか。
でも、よかった。誰かの手に渡ったとか、そういうんじゃなくて。在りかがはっきりしているから安心だ。カードがなくてもモバイルで何とでもなるし。ホッ。
他人をとやかく言っている場合じゃない。自分のこのスカスカになりかけの脳内現象を何とかしなければ。
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http://arukou.exblog.jp/4548013/
まだ専用のサイトを構えたり、宣伝用のチラシを作ったりする勇気もないのだけれど、いずれは彼女たちの愛してやまない子どもたちの受け皿にもなれたらと。
とにかく、踏み出さなければ何も始まらない。
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ちょっと前、ある人にうちの自家製味噌をおすそ分けした。ほんの少し、味見程度の量を勝手に送りつけただけなのに、その人から突然こんな立派なソーセージが送られてきて、ひっくり返りそうなくらい驚いた。何だか、海老で鯛を釣ってしまったような、わらしべ長者になってしまったような。
もとはと言えば、わたしが彼にちょっとした迷惑をかけてしまったのがきっかけだというのに、恐縮至極だ。
さっそく、軽くボイルしていただいたのだけど、これがウマイ!!いやはや、これからしばらくは近所のスーパーで売っているソーセージやハムの類を買う気にならないかもしれない。困ったな。
しっとりとなめらかに、濡れたようなハム。ぷりぷりの皮に包まれたジューシーなソーセージ。ああ、しまった。これは子どもたちにはもったいなかった。夜、大人だけで黄色いシュワシュワと一緒に少しずつ味わえばよかった。意外に白ワインでも合ったかもしれない。うん、この場合は赤ではなく白だ。だめ?わたしって味覚おんちだろうか?
実は、このソーセージを送ってくれた彼は、以前美味しい美味しい白ワインを送ってくれたこともある。甘さが嫌みにならない、爽やかな逸品だった。
さわやかであること、それはこのソーセージと白ワインと、そして彼にも通じるキーワードのような気がする。彼はきっと、「自分はちっともさわやかなんかじゃない」と困った顔をしそうだけれども、いえいえどうして。実はなかなかの好青年であろうと踏んでいる。
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わたしには姉も妹もいないので、姉妹ってどういうものか、よくわからない。
うちの娘2人は、朝起きた瞬間から、夜どちらかが眠ってしまうまで、一緒にいる限りずっと言葉を交わしている。それは、なんとかごっこだったり、喧嘩だったり、とにかくめまぐるしく変わるものだから、わたしは、横にいてもちっともついていけない。
ほんの一瞬前、2人でころころと笑っていたはずなのに、今は何やら目に涙を溜めて怒鳴り合っている、なんてことが日常茶飯事どころか、日に何度となく繰り返される。
今度の金曜日は、長女の誕生日。プレゼントに、これという物をなかなか見つけられずにいたけれど、先週、ふと立ち寄った雑貨屋で、かわいらしいこの机に出会ってしまった。長女のだけ買うと喧嘩になるのは目に見えているので、次女の物も一緒に。
2つの机を並べて置いたら、結局またころころ笑ったり、怒鳴り合ったり。
うるさいなあ、もう!と文句を言いながら、ちょっとだけ羨ましい気も…。わたしには弟しかいないからなあ。
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次に買い換えるのはTVだろうか、PCだろうか、と考えていたら、思いがけない伏兵の登場にあわてふためくわたし。いや、まったく思いがけなかったという訳ではない。ヤバそうだな、もうダメだよな、と気がついてはいたのだけど、気づいていないふりをして、ごまかし、ごまかし、今日まで。
FAXのインクリボンが切れてしまったので買いに行ったら、型が古くて取り寄せになると言われた。
う…。
前回買いに行った時は、もう製造中止だと言われ、でも代替品があるからと言われて、それを買って帰ったのだった。今回はついに、その代替品さえ手元に在庫がないと言われてしまったのだ。
そういえば、うちのFAX、もう何年使ってるんだっけ?
ん~、まあ確かにおかしな筋が入ったり、途中で紙が止まったり。正常な動作をするかしないか、毎回勝負するような心持ちで使っていたのは確かだ。それはそれで、けっこう楽しかったのだけど。
結局、新しいFAXをお持ち帰り。
今のFAXって、小さいのね。カウンターの上がスカスカだ。
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やっとやっと、長い夏休みが終わって、家に子どもたちの居ない時間が戻ってきた。肝っ玉母さんの域にはまだまだ遠い未熟なわたしだから、この時間がとても大切。子どもたちにやさしくあるために。
昨日、久しぶりに訪れた1人の時間に散歩をした。
家の近くを流れる川沿いに、上流へ向かっててくてくと。最初はいかにも街中を流れる川らしい無機質な姿なのに、15分も歩くと次第に趣が変わり、川の流れに添うように人々の暮らしが営まれている、そんな表情を見せ始める。
所々にあるお地蔵さんはきれいに手入れがされていて、地域の人に大切にされていることが窺えた。途中、病気治癒にご利益のある霊水があって、お経のテープがエンドレスで流れ、線香の煙が細い糸のように立ちのぼっていた。朝早いというのに、熱心にお参りする婦人が数人。
賽銭箱に入れる小銭を持ち合わせていなかったので(何しろ家の鍵しか持っていなかった)、頭だけさげて通り過ぎながら、今度は財布とカメラを持って訪ねようと頭の中にメモをした。
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「あっ!」
ベランダで、何やら息子が声を上げ、それっきり絶句した。いったい何事かと様子を見に行ったわたしもまた、
「あっ!」
昨年、息子が縁日で買ってきたミドリガメのカメ一郎。ずっと1人暮らしだったのだが、梅雨に入ったころだったか、息子が用水で捕獲したハヤ(魚)を同じ水槽に入れてやって以来、カメとハヤの奇妙な同居生活が始まった。
人の姿を認めると、水面に首を伸ばし、手足をバタバタさせて、エサをもらうために必死でアピールするカメ一郎と、浮き石の下に潜り込んで決して出て来ない用心深いハヤはまったく対照的で見ていて面白かった。
それでも、最近ではハヤも「危険はないらしい。」と気づいたのか、人が覗き込んでいても、サッと姿を現してエサをくわえて行ったり、時には悠々と泳いでいる姿を見せてくれるようにもなって、それなりに情が湧いてきた。
カメ一郎とハヤが一緒に浮き石の下に隠れていることなどもしょっちゅうで、ああ、カメ一郎にもようやく友達ができてよかった、よかった、なんてにんまりしていた矢先のこと。
そこでは、思いもよらぬ惨劇が繰り広げられていた。
「ハヤが…。」
「食べられてる…。」
もはや息のないハヤが、脇腹の辺りをかじり取られた姿でぷかっと浮いていて、カメ一郎ってば、かつての友人(?)に水中から突撃を繰り返しては新たな肉を食いちぎっているではないか。
カメ一郎のどこに、こんな野生が残っていたのかっ!
見慣れたカメとは別の生き物を見る思いで、結局その場に釘付けになったまま、惨劇の一部始終を見届けてしまった。友情なんて、こんなに脆いものか。(最初からそんなものないって)
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また、懐かしい人に会った。
考えてみれば、たまたまとはいえ、彼がいてもおかしくない所へ足を踏み入れたのだから、当然といえばそうかもしれない。
カメラで撮影したり、メモを取ったりしている姿が、遠目にもすぐ、彼だと分かった。昔より精悍な顔つきになった。開きっぱなしだった眉が、少しだけ厳しく寄っている。それだけ彼も年齢と経験を重ねたということだ。
仕事中の彼に声をかける気はなかったから、そのまま立ち去ろうとしたその時、不意に彼がこちらに向かって歩いてきた。わたしを見つけたのではなく、ただ何となく。
名前を呼んで、手を振ってみる。
一瞬不思議そうにこちらを見、それからすぐに笑顔になった。
笑うと途端に眉は左右に開き、目の間隔まで広がって、駆け出し記者のころとちっとも変わらない笑顔がこぼれた。
しばらく話をして、わたしの記憶が間違っていることを指摘された。以前、彼と高速道路でばったり会ったことがあるのだけれど、わたしはそれを結婚後のことだと思い込んでいた。でも、そうじゃなかった。
「もう10年以上前だよ。」
彼にそう言われて気がついた。あの時、わたしは仕事中だったのだ。どうりで、記憶の中に子どもたちの姿が浮かばないはずだ。あの時と同様に、今回も他愛ない話をして別れた。共通の友人の消息、今暮らしている街の名前。
じゃあね、と手を振り合って別れて、ふと気がつけば、互いにメールも電話も知らないままだ。まあ、それがいいかもしれない。そのほうが、またいつかどこかでばったり再会した時の驚きが大きくて楽しい。
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一体どうなっているのかと。先月美容院で髪を切ってもらってすぐ、3日と経たないうちに頭じゅうのあちこちからピンピンと毛がはねて、どうにもこうにも収まりがつかなくなってしまった。そのころはまだ梅雨の最中だったので、初めは湿気で髪が爆発しているだけかとも思ったのだけど、やがて梅雨が明け、かんかん照りの日が続いても状態は一向によくならない。
別の美容院へ行ってみた。
カットをしてほしいとだけ伝え、あとは何も言わずに鏡の前に座る。しばらくわたしの髪をいじっていたスタッフが、ズバリと一言
「これ、どうしようもなくなかったですか?」
「……はい。」
「大事なつむじの所まで短く切ってあるから。」
「……ありとあらゆるスタイリング剤を買って試したんですけど。」
「んー、そういう問題じゃないですね。これはカットの問題です。」
やっぱりな。
前行っていた美容院はスタッフが大勢いる店で、受付の際に指名を聞かれるのだけれど、何となく指名してまでお願いしたいほどの人も居なかったから、いつも違う人にカットしてもらっていた。だから、その都度仕上がりの印象は変わったけれど、そもそもわたしが美容院に求めることの1つが「自分のイメージチェンジ」でもあるので、それは全然問題なかった。
でも、なのだ。
前回担当してくれた人は、明らかに技術的に問題があった。カットしてもらいながら、「なんか随分切るなあ。」とは感じていたのだ。とはいえ、所詮こちらは素人だから確信はないし、カットを終えて、入念なブローを終えた時には、それなりの格好に収まって見えたのだもの。
絶世の美人だとか、ものすごくオシャレで、何をしてもかっこよく見えるような人なら、髪型なんて多少アレでもかまわないんですよ。それすら素敵に見せてしまえるんだから。
そうじゃないから、こだわるんです。
新しい美容院で、どうにもならない髪を何とか格好のつくように切り直してもらうと、ブローする前の段階ですでにうれしくなってきた。そうそう、本当に上手な手で切ってもらうと、ブローでごまかすまでもなく、ちゃんといい形に見えるんだった。
美容院選びって、自分で体(頭?)張って試してみないと分からないから難しい。でも、それだけに「ここだ!」という店を見つけたときは最高にウレシイ。
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久しぶりに、靴らしい靴を買った。
1足1,980円とか、2足で3,000円とかいうんじゃなく、ちゃんと「お手入れの方法」なんて紙がついてくる、そんな靴だ。
こういう靴を買ったのは、たぶん独身時代以来。
独身のころは、身につける物や食べる物、目新しい物、自分の財布の中身と折り合いさえつけば、ためらいなく払えたものだけど、オットや子どもがいると、つい
「ん~、これ1足の値段で子どものTシャツ20枚買える」
とか、考えてしまってダメ。
それなのに、今回思い切ってしまったのは、たぶん抱え込んでいる仕事の量と、そのジャマをする夏休み中の子どもたちのおかげで、脳みそのどこかがショートしたのだ、きっと。
そして、こんな靴を買ってしまったものだから、どこかへお出かけしたくなって、また仕事がはかどらない、と。
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手帳を開いてスケジュールを確かめる。
「この日と、この日なら空いてる。」
「じゃあ、その日の朝、迎えに行くから。」
「うん、わかった。じゃ、その日ね。」
ぱたん、と手帳を閉じる。
約束をとりつけた時に彼がいつも見せた笑顔がすぐ近くにあった。
そこで目が覚めた。
2つ年上の彼が、わたしの恋人であったことはないのだけれど、それと同じくらいに身近な、得がたい理解者だったことは確かで、それは、彼がもうこの世にいないという事実によって、揺らぐことのない不変のこととして、わたしの中に在る。
年に1回程度でもなく、2~3年に1回程度の割合で、彼は突然わたしの夢に現れる。それは当然、彼の側ではなく、わた